【2026年版】ポータブル電源で家電は何時間使える?500Wh・1000Wh・2000Whを比較

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「1,000Whのポータブル電源って、実際どれくらい使える?」

容量を見ても、正直イメージしにくくないでしょうか。

500Wh。

1,000Wh。

2,000Wh。

数字が大きいほど長く使えることは分かります。

でも知りたいのは、

「冷蔵庫なら何時間?」

「扇風機なら?」

「電子レンジも使える?」

というところです。

これまで「しらべてみた。」では、ポータブル電源の価格差や、1人・2人・4人・6人家族で必要になる容量について調べてきました。

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そこで今回はさらに具体的に、

500Wh・1,000Wh・2,000Whのポータブル電源で、実際に家電を何時間使えるのか?

を計算してみます。

比較するのは、

スマホ、LED照明、ノートパソコン、扇風機、電気毛布、テレビ、冷蔵庫、炊飯器、電子レンジ。

停電時に使いそうな9種類です。


結論|500Wh・1000Wh・2000Whで使える時間はこれだけ違う

まず結果です。

今回はポータブル電源から家電へ給電するときの変換ロスを考え、

表示容量の80%を実際に使える電力量

として計算しました。

家電消費電力の想定500Wh1,000Wh2,000Wh
スマホ充電1回15Wh約26回約53回約106回
LED照明10W約40時間約80時間約160時間
ノートPC50W約8時間約16時間約32時間
扇風機30W約13.3時間約26.7時間約53.3時間
電気毛布55W約7.3時間約14.5時間約29.1時間
テレビ100W約4時間約8時間約16時間
冷蔵庫150W約2.7時間相当約5.3時間相当約10.7時間相当
炊飯器500W約48分約1.6時間約3.2時間
電子レンジ1,000W約24分約48分約1.6時間

※すべて比較用の目安です。実際の消費電力は家電によって異なります。冷蔵庫は常時同じ電力を消費するわけではないため「連続して150W消費した場合の換算値」としています。

数字だけを見ると、

500Whでもスマホ・照明・扇風機ならかなり使える。

1,000Whになると冷蔵庫や電気毛布まで現実的。

2,000Whなら家族で複数の家電を使う余裕が大きくなる。

という違いが見えてきます。


使用時間はどうやって計算した?

今回使う計算式はシンプルです。

使用時間 = ポータブル電源容量 × 0.8 ÷ 家電の消費電力

例えば1,000Whのポータブル電源で30Wの扇風機を使う場合、

1,000Wh × 0.8 = 800Wh

800Wh ÷ 30W =

約26.7時間

です。

なぜ1,000Whをそのまま使わないのかというと、ポータブル電源から家電へ電気を送る際に変換ロスが発生するからです。

AnkerやEcoFlowの公式解説でも、使用時間を計算する際に容量の約80%を実際に使える電力量として計算する方法が紹介されています。


500Wh|スマホ・照明・扇風機なら十分使える

まず500Whです。

変換ロスを考えると、

500Wh × 0.8 =

実際に使える電力量は約400Wh

として考えます。

これでも消費電力の小さな家電にはかなり使えます。

スマホなら約26回

スマホ1回の充電を15Whとして計算すると、

400Wh ÷ 15Wh =

約26回。

1人ならかなり余裕があります。

家族4人でも、

1人6回程度。

停電時の連絡や情報収集用として考えるなら、500Whでもかなりの回数を確保できます。


LED照明なら約40時間

10WのLED照明なら、

400Wh ÷ 10W =

約40時間。

1日5時間使うなら、

約8日分です。

停電時に「夜の明かりを確保する」という用途だけなら、500Whでもかなり長く使えます。


扇風機なら約13時間

30Wの扇風機なら、

400Wh ÷ 30W =

約13.3時間。

例えば1日6時間なら、

約2日分です。

ただし夏の停電で家族4人が扇風機を2台使えば、使用時間は単純に半分程度になります。

家族人数が増えるほど、500Whでは足りなくなる理由がここにあります。


電気毛布なら約7時間

55Wの電気毛布なら、

400Wh ÷ 55W =

約7.3時間。

1人が一晩使う程度なら、500Whでも候補になります。

ただし2枚同時に使用すれば消費電力は110W。

使用時間は約3.6時間まで短くなります。

冬の停電で家族全員が電気毛布を使う場合、容量は一気に必要になります。


500Whでも炊飯器や電子レンジは使える?

計算上は、

500Wの炊飯器なら約48分。

1,000Wの電子レンジなら約24分。

使えることになります。

しかし、

ここには大きな落とし穴があります。

それが、

定格出力です。


容量が足りても「定格出力」が足りなければ使えない

ポータブル電源には、

容量(Wh)

とは別に、

定格出力(W)

があります。

容量は、

「どれくらい長く使えるか」。

定格出力は、

「どれくらい大きな家電を動かせるか」

です。

例えば容量500Whでも、定格出力が300Wしかなければ、

500Wの炊飯器。

1,000Wの電子レンジ。

は基本的に使えません。

つまり、

500Whだから500Wの家電が使える

という意味ではありません。

ここはポータブル電源選びでかなり重要です。

検索上位の記事でも、容量だけでなく定格出力と瞬間最大出力の確認が重要とされています。


1000Wh|防災用途ではかなり現実的になる

次は1,000Whです。

実際に使える電力量を80%として、

約800Wh。

ここまで来ると、停電時に使える家電の幅がかなり広がります。

スマホ

約53回。

LED照明

約80時間。

ノートPC

約16時間。

扇風機

約26.7時間。

電気毛布

約14.5時間。

テレビ

約8時間。

消費電力の小さい家電なら、かなり長く使えます。

Anker公式でも1,000Whクラスでは、扇風機約18時間、電気毛布約14時間、テレビ約8.5時間などの使用例が紹介されています。

機器の想定消費電力が違うため数字は完全には一致しませんが、今回の計算とも大きく外れていません。


1000Whなら「防災用」として使いやすくなる理由

500Whと1,000Whの違いは、

単純に使用時間が2倍になることだけではありません。

1,000Whクラスになると、製品によっては定格出力も1,000W~1,500W以上になるため、

炊飯器。

電子レンジ。

電気ケトル。

など、消費電力の大きな家電も視野に入ります。

以前実価格で比較した1,024WhのFOSSiBOT F1200も、

定格出力1,200W。

でした。

実際の商品価格・容量・出力はこちらで比較しています。

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2000Wh|家族で使うなら安心感が大きくなる

2,000Whでは、

実際に使える電力量を、

2,000Wh × 0.8 =

約1,600Wh

として計算します。

かなり大きいです。

スマホなら約106回。

LED照明なら約160時間。

ノートPCなら約32時間。

扇風機なら約53時間。

電気毛布なら約29時間。

テレビなら約16時間。

になります。

2,000Whになると、

1つの家電を長時間使う

だけでなく、

家族で複数の家電を使う

という使い方が現実的になります。


2000Whなら電子レンジも約1時間36分

1,000Wの電子レンジなら、

1,600Wh ÷ 1,000W =

約1.6時間。

合計約96分です。

例えば1回5分なら、

単純計算では約19回分になります。

もちろん電子レンジ以外にも電気を使うので、実際に19回使えるという意味ではありません。

それでも、

500Whでは約24分。

1,000Whでは約48分。

2,000Whでは約96分。

と、容量差がそのまま使用可能時間に現れます。


電子レンジの「500W」をそのまま計算してはいけない

ここも注意したいところです。

電子レンジには、

「500W」

「600W」

と表示されています。

これを見て、

「500Wの電子レンジだから消費電力500W」

と思うかもしれません。

しかし、この500Wは一般的に、

食品を温めるための高周波出力

を表しており、コンセントから消費する電力とは別です。

実際の電子レンジでは、消費電力が1,000W前後になる製品もあります。

Ankerの例でも電子レンジの消費電力約950W、起動電力約1,450Wとして紹介されています。

つまり電子レンジをポータブル電源で使いたい場合は、

電子レンジ本体の「定格消費電力」を確認する

必要があります。


冷蔵庫は表の時間より実際には長く使える可能性がある

今回の表では冷蔵庫を、

150W

で連続使用したものとして計算しました。

500Wh:約2.7時間。

1,000Wh:約5.3時間。

2,000Wh:約10.7時間。

です。

ただし実際の冷蔵庫は、

ずっと150Wを消費し続けているわけではありません。

設定温度まで冷えるとコンプレッサーが止まり、再び温度が上がると動きます。

そのため実際の経過時間では、表より長く動く場合があります。

一方で注意したいのが、

起動電力。

Ankerが示している一例では、通常消費電力約150Wの家庭用冷蔵庫でも、起動時に約1,100W必要になるケースがあります。

つまり、

容量だけ見れば500Whで足りても、

瞬間最大出力が足りなければ冷蔵庫が起動しない可能性があります。

冷蔵庫を使いたい人は、

容量・定格出力・瞬間最大出力の3つ

を確認した方がよさそうです。


500Wh・1000Wh・2000Whなら私はこう考える

今回、実際に9種類の家電を計算してみると、それぞれの容量の立ち位置がかなり分かりやすくなりました。

500Wh

スマホ・照明・PC・扇風機などが中心。

1人暮らしや短時間停電なら十分使える可能性があります。

一方、高出力の調理家電まで使うなら、容量だけでなく定格出力に注意が必要です。

1,000Wh

防災用としてかなりバランスがいい。

スマホや照明はもちろん、扇風機、電気毛布、テレビなども長時間使えます。

定格出力が十分なモデルなら、炊飯器・電子レンジなども候補になります。

2,000Wh

家族利用や長時間停電を考える人向け。

複数人のスマホ。

複数の照明。

冷蔵庫。

扇風機。

調理家電。

などを組み合わせて使いやすくなります。

前回、1人・2人・4人・6人家族で必要容量を計算した結果ともつながります。

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実際には「1つの家電だけ」で使うわけではない

今回の表は、

それぞれの家電を1つだけ使った場合

の計算です。

実際の停電では、

冷蔵庫を使いながら、

スマホを充電して、

夜はLED照明をつけて、

暑ければ扇風機を回す。

という使い方になります。

例えば、

冷蔵庫150W。

LED照明10W。

扇風機30W。

スマホ充電15W。

を同時に使えば、

合計は、

205W。

1,000Whのポータブル電源なら実効800Whとして、

800Wh ÷ 205W =

約3.9時間。

です。

ただし冷蔵庫は常時150Wではないため、実際の時間はこれとは変わります。

重要なのは、

複数の家電を使えば容量は想像以上に早く減る

ということです。


長期停電なら「容量を増やす」だけでは限界がある

2,000Whあればかなり安心感があります。

でも、

停電が3日。

5日。

1週間。

と長引けば、いずれバッテリーはなくなります。

そこで前回調べたのが、

ソーラーパネル。

100W。

200W。

400W。

で、1,024Wh・2,048Whを何時間で充電できるか比較しました。

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大容量ポータブル電源を1台買う方法だけでなく、

ポータブル電源+ソーラーパネルで使った電気を補充する

という方法もあります。

特に長期間の停電を想定するなら、この組み合わせも検討する価値があります。


そもそもポータブル電源まで必要ない家庭もある

ここまで読むと、

「やっぱり2,000Whくらい買わないとダメ?」

と思うかもしれません。

でも、必ずしもそうではありません。

スマホ。

明かり。

ラジオ。

だけなら、大容量ポータブル電源がなくても備えることはできます。

実際に、

20,000mAhモバイルバッテリー。

LEDランタン。

防災ラジオ。

を実価格でそろえたところ、

合計9,790円

でした。

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まず最低限を備える。

そのうえで、

冷蔵庫を使いたい。

扇風機を長時間使いたい。

調理家電まで使いたい。

となったときにポータブル電源を考える。

この順番でもいいと思います。


買う前に自宅の家電の「W」を確認しよう

今回使った消費電力はすべて比較用の目安です。

同じ「テレビ」でも、

32インチと50インチ。

古い製品と新しい製品。

では消費電力が違います。

冷蔵庫もサイズや機種でかなり違います。

そのため、ポータブル電源を購入する前には、自宅で使いたい家電の、

定格消費電力(W)

を確認するのがおすすめです。

基本の計算は、

ポータブル電源容量 × 0.8 ÷ 消費電力

です。

さらに、

定格出力。

瞬間最大出力。

も確認します。

この3つを見れば、

「買ったのに家電が使えなかった」

という失敗をかなり減らせます。


まとめ|容量が2倍なら使用時間もほぼ2倍。でも「出力」が重要

今回は、

500Wh・1,000Wh・2,000Whのポータブル電源で家電を何時間使えるのか

を計算しました。

500Whでも、

スマホ:約26回。

LED照明:約40時間。

扇風機:約13時間。

電気毛布:約7時間。

と、最低限の停電対策にはかなり使えます。

1,000Whになると、

スマホ:約53回。

扇風機:約27時間。

電気毛布:約15時間。

テレビ:約8時間。

と、防災用としてかなり使いやすくなります。

2,000Whなら、

さらにその約2倍。

家族利用や長時間停電まで視野に入ってきます。

ただ今回調べて、改めて重要だと思ったのは、

容量が大きければ何でも使えるわけではない

ということです。

炊飯器。

電子レンジ。

冷蔵庫。

などを使う場合は、

容量(Wh)

だけではなく、

定格出力(W)

瞬間最大出力(W)

まで確認する必要があります。

ポータブル電源を選ぶときは、

「何Wh買う?」

だけではなく、

「停電したときに何を使いたい?」

から考える方がよさそうです。

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※本記事の数値は比較のために一定の消費電力と変換効率80%を設定した試算です。実際の使用時間は家電、ポータブル電源、気温、バッテリー残量、出力方式などによって変わります。使用前には必ず家電とポータブル電源双方の取扱説明書・仕様をご確認ください。

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