【2026年版】ポータブル電源は何Wh必要?1人・2人・4人・6人家族で3日分を計算

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「防災用にポータブル電源を買いたいけど、うちの家族なら何Wh必要?」

前回、

約2万円・約5万円・約9万円のポータブル電源で何が違うのか

を実価格で比較しました。

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そこで次に気になったのが、

「結局、自分の家族には何Wh必要なの?」

ということです。

ポータブル電源について調べると、

「1人暮らしなら500Wh」

「4人家族なら2,000Wh」

「防災なら1,000Wh以上」

など、さまざまな目安が出てきます。

しかし調べてみると、必要容量は単純に家族の人数だけでは決まりません。

特に大きいのが、

冷蔵庫を使うか。

夏に扇風機を使うか。

という違いです。

そこで今回は、

1人

2人

4人

6人

について、

3日間の停電を想定して、実際に必要なWhを計算してみました。


結論|最低限なら350~1,000Wh。でも冷蔵庫を使うと3,000Wh前後になる

先に結果です。

今回の条件で3日分を計算すると、

家族人数最低限+扇風機+冷蔵庫扇風機+冷蔵庫
1人約332Wh約1,034Wh約2,672Wh約3,374Wh
2人約390Wh約1,092Wh約2,730Wh約3,432Wh
4人約702Wh約2,106Wh約3,042Wh約4,446Wh
6人約1,014Wh約3,120Wh約3,354Wh約5,460Wh

※今回設定した消費電力・使用時間を使った独自試算です。実際の必要量は家電や使用方法によって変わります。

かなり差が出ました。

最低限なら、

1人:約350Wh

2人:約400Wh

4人:約700Wh

6人:約1,000Wh

程度です。

ところが冷蔵庫を3日間使う想定にすると、

約2,700~3,400Wh。

夏に扇風機まで使う場合は、

6人家族では、

約5,460Wh

まで増えました。

つまり、

家族の人数以上に「何の家電を使うか」が重要

という結果です。


なぜ「3日分」で計算する?

今回は、

停電3日間

を共通条件にしました。

内閣府では、災害に備えて各家庭で最低3日分、できれば1週間分の食料・飲料水などを備蓄するよう案内しています。

もちろん、

「災害が起きれば停電が必ず3日で復旧する」

という意味ではありません。

今回は各家庭を比較するための基準として、

まず72時間をポータブル電源だけでしのぐ

という条件にしました。


必要容量はどうやって計算した?

今回の計算では、

家電の消費電力 × 使用時間

で必要な電力量を出します。

さらにポータブル電源は、表示されている容量を100%そのまま使えるわけではありません。

電力変換によるロスやバッテリーの余裕も必要です。

そこで今回は、

使用電力量 × 1.3

で必要容量を計算しました。

例えば、

30Wの扇風機を6時間使う場合。

30W × 6時間 = 180Wh

さらに余裕を見て、

180Wh × 1.3 =

234Wh

必要と考えます。


今回使った家電と条件

家族人数を比較するため、条件も固定しました。

スマホ

1人1台。

1回の充電を15Whとして、

1日1回充電。

LED照明

10W。

1日5時間使用。

2人まで1台。

4人家族なら2台。

6人家族なら3台。

として計算しました。

ラジオ・情報収集

家族で1台を共有。

5Wで、

1日4時間使用。

扇風機

30W。

1日6時間使用。

2人につき1台程度として、

1~2人=1台

4人=2台

6人=3台

で計算します。

冷蔵庫

100Wの冷蔵庫が、

コンプレッサーの停止時間なども考えて、

1日6時間相当稼働する

として計算しました。

冷蔵庫は機種・サイズ・室温・開閉回数などで消費電力量が大きく変わります。

ここはあくまで比較用の目安です。


1人暮らし|最低限なら約332Wh

まず1人です。

3日間で使うものを、

スマホ

LED照明1台

ラジオ

だけにすると、

スマホ

15Wh × 3日

=45Wh

LED照明

10W × 5時間 × 3日

=150Wh

ラジオ

5W × 4時間 × 3日

=60Wh

合計は、

255Wh。

安全マージンを含めて、

255Wh × 1.3 =

約332Wh

です。

つまり1人暮らしなら、

500Whクラスがあれば、最低限の3日分はかなり現実的

です。


2人家族|最低限なら約390Wh

2人になるとスマホが2台になります。

スマホ90Wh。

LED照明150Wh。

ラジオ60Wh。

合計300Wh。

300Wh × 1.3 =

390Wh。

最低限だけなら、

こちらも500Whクラスが一つの目安になります。


4人家族|最低限でも約700Wh

4人家族になると、

スマホ4台。

照明も2台。

として計算します。

スマホ180Wh。

照明300Wh。

ラジオ60Wh。

合計540Wh。

安全マージンを入れると、

540Wh × 1.3 =

約702Wh。

ここまで来ると、

500Whクラスでは少し不足します。

1,000Whクラス

が現実的になってきます。


6人家族|最低限でも約1,014Wh

6人になると、

スマホ6台。

LED照明3台。

として計算します。

スマホ270Wh。

照明450Wh。

ラジオ60Wh。

合計780Wh。

780Wh × 1.3 =

約1,014Wh。

つまり、

6人家族では最低限の電源だけでも1,000Whを超えました。

1,024Whのポータブル電源なら数字上はほぼ同じですが、

実際には使用状況に差が出るため、

かなりギリギリです。

私なら6人家族なら、

最低限だけを想定しても、

1,500Wh前後以上

を考えます。


夏に扇風機を使うと必要容量が一気に増える

ここからが重要です。

夏の停電で、

スマホと照明だけあれば大丈夫

とは限りません。

30Wの扇風機を、

1日6時間。

3日使うと、

30W × 6時間 × 3日

=540Wh。

安全マージンを入れると、

約702Wh。

たった1台の扇風機だけで、

700Wh近く追加されます。

結果は、

家族人数最低限+扇風機
1人約1,034Wh
2人約1,092Wh
4人約2,106Wh
6人約3,120Wh

です。

4人家族で扇風機を2台使えば、

2,000Whクラス。

6人家族なら、

3,000Wh以上

が必要という試算になりました。


冷蔵庫を動かすと「人数差」が小さくなる

今回一番興味深かったのがここです。

冷蔵庫は家族全員で共有するため、

1人暮らしでも、

6人家族でも、

基本的には1台です。

今回の条件では、

100W × 6時間 × 3日

=1,800Wh。

余裕を含めると、

約2,340Wh

になります。

これを最低限の電源に足すと、

家族人数冷蔵庫あり
1人約2,672Wh
2人約2,730Wh
4人約3,042Wh
6人約3,354Wh

となりました。

1人と6人の差は、

約682Wh。

一方で冷蔵庫だけで、

約2,340Wh。

つまり、

必要容量を大きく左右しているのは家族人数より冷蔵庫

という結果です。

検索すると、

「4人家族なら○Wh」

という目安をよく見かけます。

しかし実際には、

冷蔵庫を使うのかどうかを先に決めた方がいい

と思います。


夏+冷蔵庫なら6人家族は約5,460Wh

さらに、

冷蔵庫も使いたい。

扇風機も使いたい。

となるとどうでしょうか。

結果は、

家族人数最低限+扇風機+冷蔵庫
1人約3,374Wh
2人約3,432Wh
4人約4,446Wh
6人約5,460Wh

となりました。

これはかなり大きな容量です。

6人家族で夏の停電を3日間、

スマホ

照明

ラジオ

扇風機3台

冷蔵庫

までポータブル電源だけで維持しようとすると、

5,000Whを超える

という試算です。


前回比較したポータブル電源に当てはめると?

前回の記事では、

約2万円

約5万円

約9万円

の3台を比較しました。

【2026年版】ポータブル電源はいくらのを買えばいい?2万円・5万円・9万円台を実価格で比較
ポータブル電源は2万円・5万円・9万円台で何が違う?230Wh・1,024Wh・2,048Whの3機種を2026年8月29日時点の実価格で比較。容量・定格出力・使える家電・1Whあたりの価格から、どこまで予算をかけるべきか調査しました。

VTOMAN FlashSpeed 300

230Wh。

今回の計算では、

1人暮らしの最低限3日分でも約332Wh。

つまり、

3日分を1台だけでまかなうには少し足りません。

短時間の停電や、スマホ・照明の補助用と考える方が合いそうです。

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FOSSiBOT F1200

1,024Wh。

最低限だけなら、

1人・2人・4人はかなり余裕があります。

6人家族の約1,014Whにも数字上は届きます。

ただし、

6人ではほぼ使い切る計算

です。

一方、

冷蔵庫を3日動かす条件になると1,024Whでは足りません。

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Dabbsson 2000L

2,048Wh。

1~2人の最低限+扇風機なら十分余裕があります。

4人家族の最低限+扇風機は約2,106Whなので、

今回の条件ではわずかに足りません。

さらに冷蔵庫を3日使う場合は、

1人暮らしでも約2,672Wh。

つまり、

2,000Whクラスでも「冷蔵庫を含めて3日間すべて電源をまかなう」には不足する可能性があります。

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「2,000Whあれば家族でも安心」とは言い切れない

前回、価格別にポータブル電源を比較したとき、

2,048Whになるとかなり大容量だと感じました。

それは間違いありません。

ただ今回、

3日間で何を使うか

まで具体的に計算すると、

2,000Whでも万能ではないことが分かりました。

スマホ・照明ならかなり長く使えます。

しかし、

冷蔵庫。

扇風機。

電気毛布。

などを長時間使うと、電力消費は一気に増えます。

大容量モデルを買ったから安心ではなく、

停電時に優先する家電を決めておくこと

も重要だと思います。


ポータブル電源だけで3日間まかなう必要はない

ここも重要です。

今回の計算は、

3日間、一度も充電できない

という条件です。

実際には、

ソーラーパネル。

車からの充電。

電気が復旧した時間帯の充電。

などが使える可能性があります。

例えば3,000Wh必要だからといって、

必ず3,000Whのポータブル電源を1台買わなければならないわけではありません。

充電手段を確保できれば、

必要な本体容量を小さくできる可能性があります。

特に4人・6人家族では、

超大容量を1台買う

だけでなく、

1,000~2,000Whクラス+充電手段

という考え方も現実的です。


私なら家族人数別にこう選ぶ

今回の試算から、

「最低限3日間」を基準に私ならこう考えます。

家族人数最低限なら夏・扇風機あり冷蔵庫まで使う
1人500Wh級1,500Wh級3,000Wh級
2人500Wh級1,500Wh級3,000Wh級
4人1,000Wh級2,500Wh級3,500Wh級
6人1,500Wh級3,500Wh級4,000Wh級

これは、

何があってもこの容量が正解

という表ではありません。

むしろ、

自分の家では何を絶対に使いたいか?

を考えるためのスタート地点です。


買う前に自宅の家電を一度確認した方がいい

今回使った消費電力は比較用の目安です。

実際に購入する前には、

自宅の冷蔵庫。

扇風機。

電気毛布。

テレビ。

医療機器。

などの消費電力を確認するのがおすすめです。

基本は、

消費電力(W)×使いたい時間(h)

です。

さらに変換ロスなどの余裕を加えて考えます。

特に冷蔵庫などモーターを使用する家電は、起動時に一時的に大きな電力が必要になる場合があります。

そのため、

必要容量(Wh)だけでなく定格出力(W)や瞬間最大出力も確認する

必要があります。


まず最低限の停電対策から始める方法もある

「3,000Whとか5,000Whなんて高すぎる」

と思う人も多いと思います。

私もそう思います。

ですが、防災はすべてをポータブル電源で解決する必要はありません。

前の記事では、

モバイルバッテリー

LEDランタン

防災ラジオ

の3点を、

合計9,790円

でそろえました。

【関連記事】

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まずスマホ・明かり・情報を確保する。

そのうえで、

「冷蔵庫まで動かしたい」

「夏の停電が心配」

と考えれば、必要なポータブル電源の容量も見えてきます。


電気だけでなく食料の3日分も考えておきたい

停電時は電源だけあっても生活できません。

非常食については、

スーパーの商品だけで1人3日分をそろえるといくらかかるのかも調査しました。

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電源。

明かり。

情報。

食料。

全部を一気に完璧にそろえるのは大変です。

できるところから少しずつ増やす方が、家計的にも現実的だと思います。


まとめ|ポータブル電源は「何人家族か」だけでは決められない

今回は、

1人・2人・4人・6人家族では、ポータブル電源は何Wh必要なのか?

を3日間の停電を想定して計算しました。

最低限なら、

1人:約332Wh。

2人:約390Wh。

4人:約702Wh。

6人:約1,014Wh。

でした。

しかし冷蔵庫まで使うと、

約2,700~3,400Wh。

さらに夏に扇風機も使うと、

6人家族では、

約5,460Wh

という結果になりました。

今回調べて一番感じたのは、

「4人家族だから2,000Wh」のように人数だけで選ぶのは難しい

ということです。

必要容量を大きく左右するのは、

人数以上に、

冷蔵庫を使うか。

暑さ・寒さ対策をどこまで電気で行うか。

でした。

まず、

「停電したら絶対に使いたい家電」

を書き出す。

その消費電力と使用時間を計算する。

それからポータブル電源を選ぶ。

この順番の方が、

高すぎるモデルを買ったり、

逆に容量不足になったりする失敗を減らせそうです。

※本記事の数値は比較のために一定の消費電力・使用時間を設定した独自試算です。実際の消費電力、使用可能時間、必要容量は家電・使用環境・気温・バッテリー状態などによって変わります。購入前には必ず使用する家電とポータブル電源の仕様をご確認ください。

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