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「ポータブル電源を買ったら、ソーラーパネルも必要?」
防災用にポータブル電源を調べていると、セットでおすすめされることが多いのがソーラーパネルです。
でも、
100W。
200W。
400W。
と種類があり、価格もかなり違います。
さらに気になるのが、
「100Wでも充電できるなら、それで十分じゃない?」
ということ。
前回は、1人・2人・4人・6人家族で、停電3日分に必要なポータブル電源の容量を計算しました。
【関連記事】

その結果、冷蔵庫や扇風機まで使うと、1,000Whや2,000Whクラスでも容量をかなり消費することが分かりました。
そこで今回は、
100W
200W
400W
のソーラーパネルを実際の商品価格で比較。
さらに、
1,024Whのポータブル電源
2,048Whのポータブル電源
を充電する場合、どれくらい時間がかかるのか計算してみました。
- 結論|防災用なら200Wが一番バランスがよさそう
- そもそもソーラーパネルは本当に必要?
- 100W・200W・400Wの違いは?
- 100W|Jackery SolarSaga 100は軽さが魅力
- 100Wで1,024Whを充電すると約15時間
- 2,048Whになると100Wでは約29時間
- 200W|FOSSiBOT SP200は価格がかなり安かった
- 1Wあたりの価格では200Wがかなり安い
- 200Wなら1,024Whを約7時間
- 2,048Whなら200Wで約14.6時間
- 400W|EcoFlowは大容量電源向け
- 400Wなら1,024Whを約3.7時間
- 2,048Whでも約7.3時間
- 100W・200W・400Wで何日くらいかかる?
- 100Wが向いている人
- 200Wが向いている人
- 400Wが向いている人
- 注意|400Wを買えばどのポータブル電源でも400W充電できるわけではない
- ソーラーパネルだけ先に買うのはおすすめしない
- ソーラーパネルがなくてもいい人
- 防災用なら何Wを買う?私ならこう考える
- 今回一番意外だったのは「200Wが100Wより安かった」こと
- まとめ|防災用なら200W前後から考えたい
結論|防災用なら200Wが一番バランスがよさそう
今回比較した商品はこちらです。
| 出力 | 商品 | 確認価格 | 重量の目安 |
|---|---|---|---|
| 100W | Jackery SolarSaga 100 | 34,800円 | 約3.6kg |
| 200W | FOSSiBOT SP200 | 25,990円 | 約9kg前後 |
| 400W | EcoFlow 400W軽量両面 | 121,500円 | 約10.2kg |
※価格は2026年8月29日時点の楽天市場表示を基準にしています。クーポン・セール等で価格は変動します。
今回調べた3商品に限れば、
一番安いのは200WのFOSSiBOT。
100Wより出力が2倍なのに、価格は約8,800円安いという結果でした。
さらに充電時間を比較すると、
1,024Whを充電する場合
| パネル | 理論値 | 実出力70%で試算 |
|---|---|---|
| 100W | 約10.2時間 | 約14.6時間 |
| 200W | 約5.1時間 | 約7.3時間 |
| 400W | 約2.6時間 | 約3.7時間 |
2,048Whを充電する場合
| パネル | 理論値 | 実出力70%で試算 |
|---|---|---|
| 100W | 約20.5時間 | 約29.3時間 |
| 200W | 約10.2時間 | 約14.6時間 |
| 400W | 約5.1時間 | 約7.3時間 |
※実際の充電時間は天候、季節、パネルの角度、気温、ポータブル電源側の入力上限などによって変わります。
数字を見ると、
100Wでも充電はできる。
でも、
1,000Whを超えるポータブル電源を防災で使うなら200W以上がかなり現実的。
というのが今回の結論です。

そもそもソーラーパネルは本当に必要?
ポータブル電源は、家庭のコンセントから充電しておけば使えます。
そのため、
ソーラーパネルがなければポータブル電源を使えない
わけではありません。
短時間の停電なら、
満充電にしたポータブル電源だけでも十分対応できる可能性があります。
では、なぜ防災用としてソーラーパネルが出てくるのでしょうか。
理由は、
停電が長引いたときに、ポータブル電源をもう一度充電できる
からです。
例えば1,024Whのポータブル電源を使い切った場合。
停電が続いて家庭のコンセントが使えなければ、その時点で大きなバッテリーもただの箱になってしまいます。
でも太陽光で充電できれば、
昼間に充電。
↓
夜にポータブル電源を使用。
↓
翌日また充電。
という使い方ができます。
つまりソーラーパネルは、
ポータブル電源の容量を増やすものではなく、停電中に電気を補充する手段
です。
100W・200W・400Wの違いは?
基本的には、
W数が大きいほど、同じ時間でたくさん発電できます。
理論上なら、
100Wを1時間
=100Wh。
200Wを1時間
=200Wh。
400Wを1時間
=400Wh。
です。
ただし、これは理想的な条件での話です。
実際には、
雲。
太陽の位置。
パネルの角度。
気温。
影。
充電時のロス。
などの影響を受けます。
そのため、
100Wと書いてあるから朝から夕方までずっと100W発電する
わけではありません。
今回は比較しやすいように、
公称出力の70%程度
を実用的な発電量の目安として計算します。
100Wなら約70W。
200Wなら約140W。
400Wなら約280W。
です。
100W|Jackery SolarSaga 100は軽さが魅力
まずは、
Jackery SolarSaga 100。
最大出力100Wの折りたたみ式ソーラーパネルです。
今回確認した楽天価格は、
34,800円。
8月30日から利用できるクーポン表示では、
24,360円
となっていました。
Jackery公式では、
最大出力100W。
変換効率25%。
重量約3.6kg。
IP68。
5年保証。
となっています。
今回比較した3商品のなかでは、
圧倒的に軽い
のがメリットです。
持ち運びやすく、
キャンプ。
車中泊。
ベランダ。
非常時の持ち出し。
などでも扱いやすそうです。
100Wで1,024Whを充電すると約15時間
理論上は、
1,024Wh ÷ 100W
=
約10.2時間。
ですが、実際にずっと100Wが出るとは考えにくいです。
70W程度として計算すると、
1,024Wh ÷ 70W
=
約14.6時間。
これはJackery公式が案内している充電時間ともかなり近い数字です。
公式では約1,070Whの「1000 New」をSolarSaga 100W 1枚で充電した場合、
約15時間
としています。
つまり、
1,000Whクラスを100Wパネル1枚で充電するなら、晴天でも1日では終わらない可能性が高い
と考えておいた方がよさそうです。
2,048Whになると100Wでは約29時間
2,048Whなら、
理論値でも、
2,048Wh ÷ 100W
=約20.5時間。
実出力70Wで考えると、
約29.3時間。
です。
仮に1日にしっかり発電できる時間を4時間とすると、
29.3時間 ÷ 4時間
=
約7.3日分
になります。
もちろん晴天や季節によって変わりますが、
2,000Whクラスを100Wパネルだけで回復させるのは、
かなり時間がかかることが分かります。
100Wは、
大容量ポータブル電源を満充電するためというより、使った分を少しずつ補充する
という使い方に向いていそうです。
200W|FOSSiBOT SP200は価格がかなり安かった
次が、
FOSSiBOT SP200。
最大出力200W。
今回確認した楽天価格は、
25,990円
でした。
FOSSiBOT公式では、
最大出力200W。
変換効率最大23.4%。
単結晶シリコン。
IP67。
MC4コネクタ。
となっています。
今回かなり驚いたのが価格です。
100WのJackeryが34,800円なのに対して、
200WのFOSSiBOTは25,990円。
出力が2倍なのに、価格はこちらの方が安い。
ソーラーパネルは、
「W数が大きいほど必ず高い」
とは限らないことが分かります。
1Wあたりの価格では200Wがかなり安い
通常表示価格から1Wあたりの価格を計算します。
Jackery 100W
34,800円 ÷ 100W
=
348円/W
FOSSiBOT 200W
25,990円 ÷ 200W
=
約130円/W
EcoFlow 400W
121,500円 ÷ 400W
=
約304円/W
今回の3商品では、
FOSSiBOT SP200が圧倒的に安い
結果になりました。
もちろん、
価格だけでは、
重量。
保証。
防水性能。
変換効率。
メーカーサポート。
接続端子。
などが違うため、単純に「安い=一番良い」とは言えません。
ただ、
200Wで25,990円
という価格はかなり魅力的です。
200Wなら1,024Whを約7時間
200Wのパネルを実出力140W程度として計算します。
1,024Wh ÷ 140W
=
約7.3時間。
100Wの約14.6時間から、
ほぼ半分です。
もし1日に4時間ほど良い条件で発電できれば、
約1.8日分。
つまり、
2日程度の晴天があれば1,000Whクラスをかなり回復できる
という計算になります。
このあたりから、防災用途としてかなり現実的に感じます。
2,048Whなら200Wで約14.6時間
2,048Whなら、
2,048Wh ÷ 140W
=
約14.6時間。
仮に1日4時間発電なら、
約3.7日分です。
2,000Whクラスになると、200Wでも1日で満充電は難しいですが、
毎日使った分を少しずつ戻す目的なら十分意味があります。
400W|EcoFlowは大容量電源向け
最後は、
EcoFlow 400W軽量両面ソーラーパネル。
楽天の通常表示価格は、
121,500円。
確認時にはクーポン適用で、
79,800円
と表示されていました。
EcoFlow公式では、
定格400W。
変換効率25%以上。
重量約10.2kg。
IP68。
5年保証。
となっています。
さらに両面受光型になっていて、
地面からの反射光も利用。
条件によって片面型より集光量を最大約11.2%増やせるとしています。
400Wになると、
100Wとは完全に用途が変わってきます。
400Wなら1,024Whを約3.7時間
実出力を280W程度として計算すると、
1,024Wh ÷ 280W
=
約3.7時間。
条件がよければ、
1日で1,000Whクラスをかなり回復できる
計算です。
理論値なら2.6時間なので、天候や変換ロスを考えても100W・200Wより圧倒的に速いです。
2,048Whでも約7.3時間
2,048Whなら、
2,048Wh ÷ 280W
=
約7.3時間。
仮に1日4時間しっかり発電できれば、
約1.8日分。
100Wでは約7日。
200Wでは約4日。
400Wなら約2日。
という違いになります。

100W・200W・400Wで何日くらいかかる?
分かりやすく、
実出力を公称値の70%
1日4時間ほど良い条件で発電
と仮定して比較してみます。
1,024Wh
| パネル | 実用充電時間 | 1日4時間なら |
|---|---|---|
| 100W | 約14.6時間 | 約3.7日 |
| 200W | 約7.3時間 | 約1.8日 |
| 400W | 約3.7時間 | 約0.9日 |
2,048Wh
| パネル | 実用充電時間 | 1日4時間なら |
|---|---|---|
| 100W | 約29.3時間 | 約7.3日 |
| 200W | 約14.6時間 | 約3.7日 |
| 400W | 約7.3時間 | 約1.8日 |
※比較用の単純試算です。実際の日射量や発電時間を保証するものではありません。
ここまで数字にすると、
かなり選びやすくなります。
100Wが向いている人
100Wは、
軽さを重視する人
に向いています。
今回のJackeryなら約3.6kg。
200W・400Wより扱いやすく、
保管場所も比較的小さくできます。
また、
500Wh程度までのポータブル電源。
スマホ。
モバイルバッテリー。
などを補助充電するなら、100Wでも十分使い道があります。
一方、
1,000~2,000Whのポータブル電源を防災の主力として使う場合は、
充電速度に物足りなさが出そうです。
200Wが向いている人
今回私が一番バランスがいいと思ったのが、
200W。
理由は、
100Wより充電がかなり速い。
400Wほど高額ではない。
1,000Whクラスも現実的に充電できる。
という中間にあるからです。
さらに今回選んだFOSSiBOT SP200は、
25,990円
でした。
今回の3商品のなかでは、
価格面でもかなり強いです。
防災目的で、
1,000Wh前後のポータブル電源+ソーラーパネル
を組みたいなら、
私はまず200W前後から考えます。
400Wが向いている人
400Wは、
1,000~2,000Wh以上の大容量ポータブル電源を本格的に使う人
向けです。
特に、
4人家族。
6人家族。
冷蔵庫を動かしたい。
停電が数日続く想定をしたい。
という場合です。
前回の記事では、
冷蔵庫や扇風機まで使うと、家族世帯では数千Wh必要になるケースがありました。

そのレベルになると、
100Wでは充電が追いつかない可能性があります。
400Wなら価格は高いですが、
「使った電気を翌日どこまで戻せるか」
という点ではかなり安心感が増します。
注意|400Wを買えばどのポータブル電源でも400W充電できるわけではない
ここはかなり重要です。
例えば、
400Wのソーラーパネル
を買っても、
ポータブル電源側のソーラー入力上限が200Wなら、
400Wをフルに活かせません。
購入前には、
ポータブル電源側の、
最大ソーラー入力(W)
入力電圧(V)
入力電流(A)
コネクタ
を確認する必要があります。
また、メーカーが違えば端子がそのまま合わない場合があります。
今回のFOSSiBOT SP200はMC4。
Jackery SolarSaga 100はJackery製品との組み合わせを前提にした端子構成。
EcoFlowも専用ケーブルやXT60i系統を使用します。
そのため、
「200Wならどの200W対応ポータブル電源でも挿せば使える」
という意味ではありません。
商品を買う前に、必ず互換性を確認してください。
ソーラーパネルだけ先に買うのはおすすめしない
今回調べていて感じたのは、
先にポータブル電源を決めた方がいい
ということです。
なぜなら、
ポータブル電源によって、
対応する入力W数。
電圧。
コネクタ。
接続できるパネル枚数。
が違うからです。
まず、
「何Whのポータブル電源が必要?」
を考える。
↓
ポータブル電源を決める。
↓
その機種の最大ソーラー入力を確認。
↓
100W・200W・400Wから選ぶ。
この順番の方が失敗しにくいです。
ポータブル電源の価格・容量比較はこちらで調べています。
【関連記事】

ソーラーパネルがなくてもいい人
逆に、
全員がソーラーパネルを買う必要はないと思います。
例えば、
停電は短時間だけを想定。
スマホ・照明だけ使えればいい。
ポータブル電源を普段から満充電にしている。
車から充電できる。
という場合です。
ポータブル電源本体だけでも意味があります。
以前、
モバイルバッテリー・LEDランタン・防災ラジオを1万円以内でそろえられるかも調査しました。

まずは最低限の備え。
その次にポータブル電源。
さらに長期停電まで考えるならソーラーパネル。
という順番でもいいと思います。
防災用なら何Wを買う?私ならこう考える
今回調べた結果、
私ならこう考えます。
500Wh以下のポータブル電源
100W前後
軽くて扱いやすく、補助充電として十分。
500~1,500Wh前後
200W前後
価格・充電時間・持ち運びやすさのバランスがいい。
1,500~2,000Wh以上
400W前後
家族利用や冷蔵庫などを考えるなら、充電速度が重要。
という分け方です。
もちろん、
ソーラー入力上限が最優先です。
400Wパネルを買っても、本体が200Wまでしか受けられなければ意味がありません。
今回一番意外だったのは「200Wが100Wより安かった」こと
今回、記事を書く前は、
100W。
200W。
400W。
とW数が増えるほど、価格もきれいに上がると思っていました。
でも実際に調べると、
Jackery 100W
34,800円。
FOSSiBOT 200W
25,990円。
EcoFlow 400W
121,500円。
でした。
つまり、
200Wが一番安い。
メーカー・性能・保証などが違うため単純比較はできませんが、
「100Wだから安い」
とは限らないことが分かりました。
ソーラーパネルもポータブル電源と同じで、
W数だけでなく実価格まで比較した方がよさそうです。
まとめ|防災用なら200W前後から考えたい
今回は、
ポータブル電源にソーラーパネルは必要なのか?
という疑問から、
100W。
200W。
400W。
を実価格で比較しました。
今回選んだ商品は、
Jackery SolarSaga 100
100W・34,800円。
FOSSiBOT SP200
200W・25,990円。
EcoFlow 400W軽量両面ソーラーパネル
400W・121,500円。
でした。
1,024Whを充電する場合、
実出力70%で計算すると、
100W:約14.6時間。
200W:約7.3時間。
400W:約3.7時間。
2,048Whなら、
100W:約29.3時間。
200W:約14.6時間。
400W:約7.3時間。
です。
今回調べて感じたのは、
防災用として一番バランスがいいのは200W前後
ということです。
100Wは軽くて扱いやすい。
でも大容量ポータブル電源では充電に時間がかかる。
400Wは速い。
でも価格・重量が大きくなる。
その間にある200Wなら、
1,000Whクラスでも現実的な充電時間になってきます。
ただし、
一番大事なのは、
ポータブル電源側が何Wのソーラー入力に対応しているか。
です。
ソーラーパネルを先に買うのではなく、
必要なポータブル電源容量を決める。
↓
本体のソーラー入力上限を確認する。
↓
対応するパネルを選ぶ。
この順番がよさそうです。
そして、
停電時にどれくらいの容量が必要なのか分からない場合は、
1人・2人・4人・6人家族で3日分を計算した記事も参考にしてください。
【関連記事】

※価格・仕様は2026年8月29日時点で確認した内容です。商品価格、クーポン、在庫、仕様は変更される場合があります。またソーラー発電量は天候・季節・設置角度・気温・影・充電機器などによって大きく変動します。記載した充電時間は比較用の試算であり、実際の充電時間を保証するものではありません。


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